Fretcher Henderson楽団のAlto/Composer/Arreanger, Don Redmanのオーケストラで、1932-1934年の録音が納められています。1930年の大恐慌の後の不景気で多くのバンド/ミュージシャンが失業しましたが、この頃は景気が良くなって来た頃でしょうか。
編成が少し大きくなって、3Reed,4Tp,3Tb,と、後のBigBandの編成に近くなって来ます。Tromboneが3管というのは随分パワーがあったのではないかと思われますが、この録音ではパワーを強調したアレンジにはなっていません。また、Cotton Pickersの様な無条件に陽気な感じは少なくなり、落ち着いたSwingという性格の音楽に変わって来ています。時代背景によるのではないかと思われます。一曲目のChant of The Weed などRedmanの作ですが曲調はEllingtonの様なモダンなハーモニーで構成されており、様変わりをしつつある時代が感じられます。
最近の録音になりますが、Eral Bosticの1944-1951年の録音を納めた2枚組オムニバスです。BosticはAltoですがテナーみたいなホンカースタイルの演奏でJump、R&Bのプレイヤという扱いをされています。特徴的な音なのでどんな楽器を使っているのかと思い興味があるので買ってみました。ブックレットが入っていて写真が何枚かあります。ジャケット写真はThe Martinの様です。中にはMarkVIと思われる写真もあります。後年MarkVIに変えたのかと思われますが、録音の日付からはこのCD中ではMartinを使ったのだと思われます。(MarkVIの製造は1954年から)録音を通して聴くと最初の録音からヴィブラート深めの昔のコールマンホーキンスみたいな奏法ですね。後期の録音ほど音色/フレーズ供にブライトで派手目になって来ます。ただ、後期録音についてはどうもイコライジングやらエコーやらのエフェクトで音を作っている感じがあります。。。。全体に勢いのある演奏なのですが、反面、雑、という印象もあります。1960年代のJazzEgeまで活動をしていた人なのでJazzプレイヤとしての扱いもされていますが、個人的には1940年代の最初の頃を除いてはあんまり好きくないでした。
■ Lakisha [Normally I'm against killing but this article salughetred ..]
10年以上前になります。ジャケットを見てビックリして買ってしまいました。
何がビックリしたかというとこのジャケットに写っているFlute。ここに写っているのは19世紀の古典派時代のFluteでして、現在のキーメカニズムに改良される以前の古楽器なのです。時代的にはバロック時代と現代フルートの中間辺りの楽器です。それがラテンコーナにあったのでビックリしたのでした。
買ったあと色々調べて分かったのですが、ラテン系の音楽ではFluteがいろいろ活躍します。同じラテンといってもキューバ系、ブラジル系、等々えらい違いがあるのですが、このFluteを持った人はJohnny Pachecoというキューバ系サルサバンドの大御所だったのですね。(ドミニカ出身ですが)キューバ音楽を遡って調べるとトラディショナルなキューバ音楽はチャランガというVln,Flute,Tp,Piano,Bass,Perc.からなる編成の音楽で、このCDもそのチャランガでした。ラテン音楽は好きだったのですが、これまで単純にサルサバンドと思っていたものが実はチャランガであった事に気が付いた次第です。
Fluteが重要な位置を占めるチャランガですが、どういうわけでか、使われている楽器は伝統的にこの19世紀モデルのFluteだったのですね。歴代のFlutistの写真など見ると持っている楽器がこの古典Fluteばかりだったりします。名称もCharanga Fluteという扱いで現在でも専用の楽器として扱われていました。
しかしこのFlute、音量も小さく、キーメカニズムから起動性の高い楽器ではありません。実際に音楽を聴いてみると高音域(殆ど最高域)を使ってリズムやメロディを補強する様な使い方がされています。さすがに最近のラテン、サルサでは現代フルートを使いますが、それにしてもこのタイプの楽器がそのままの形で現代まで使われ続けていたという理由がナゾであります。
ちょと変わったリガチャ。この間WWBWから購入。Bois ligatureという名称です。何かボルトのナットみないた形をしていますね。以前Sax Works という処からゴムバンドの様なリガチャがあったそうで、それに似てるかと思って試しに買ってみました。
構造は少々違う様で、弾力のあるプラスティック製で出来ていて、内側にゴムが張ってありリードをマウスピースの上からはめ込んで固定します。これは内径がラバー用になっています。他に細身のメタル用もありますが、サイズは各々一種類づつしかありません。リードの厚さもマウスピースの太さも異なっていると思うのですが、単純にラバー/メタルの区別しか無い様です。隣にあるのが専用のキャップです。形状から普通のキャップは使えませんから。リードガードみたいなものになっています。
写真はメイヤー5Mに付けたところです。リードの押さえ位置がちょと上じゃないかなとは思われましたが、使った処中々良い感じです。リードがよく振動してくれます。リングを斜めに取り付けたりして固定する位置は少々ですが調節利く様です。はめる位置で微妙に良く鳴ったり鳴らなかったりするので、ちょうど良いポイントを探すのがコツの様です。
確かケーブルのインシュロック(結束帯)を使ってリガチャの代わりにすると良い、などという話を聞いた事がありましたが、このリガチャはそれに近い構造だと思われます。リードを横方向に直線で押さえるという処がポイントでしょうか。
Bessie Smith コンプリート 1924年4月から1925年11月までの録音全37曲が入っています。ピアノ+reed or Hornという編成の録音が多いです。1924年はFletcher Hendersonと、1925年からサッチモやその周辺のミュージシャンとの演奏が増えて行っています。
"St. Louis Blues"や"Yellow Dog Blues"など、これが元祖と言える演奏が入ってます。St.Louis などバックにサッチモがCornetで入っていますが、鍵盤がが、なんと、リードオルガンです(!)・・・すごい。他は"Careless Love Blues"など古い曲もありお勧めです。
Vol.1と比べて編成が少しづつ大きくバンドに近くなり、トラディショナルなBluesからJazzらしいユニット・セッションに変わりつつある時期でもある様です。
Jazz Archives シリーズの中のオムバス版で 初期のKansas Cityのバンドの演奏を集めてあります。年代は1929-1942とありますが、1929年は一曲、1940年初期の録音はそれ自体少ないですから、殆ど1930年代後半の録音ではあります。motenの他のCDと曲はいくらかカブってますが。
ジャケットに参加Musicianが並べてありますが、殆どが戦後から現在に至るまで現役だったかまたは名前として覚えられている人ばかりです。
なんかーKansasの連中の音楽は同時代の残っている音源と比べて確かに違うのですよね、、、具体的に何が違うか?Tempo、Beat、Rythm、、アレンジ、フレージング等、、、トラディショナルなNewOrleansスタイルでは2,4拍の強調はあまり強く無くKansasスタイルの方が2,4拍のやOff-Beatの強調が顕著になっています。ここらの音楽がその後のR&B,Rock&ROLL,,,,etc. の流れを作ったと思われるわけです。
KansasCityは治外法権的に禁酒法の影響を受けない都市であったので、禁酒法が解かれた以降の世の中をそのまま先取りしているような面もあったかと思うのです。1933年禁酒法が無くなって、景気も良くなり酒場や大きなダンスホール等が増えて来た時期に同じくKansasの血を引いた様な音楽が受ける様になり、それまであったスタイルの音楽は必然的に影響を受けて変わっていってしまったというのが流れなのかなぁ、と勝手に考えている次第です。
■ Emma [Great areitlc, thank you again for writing.]
なんだか、日経に奇妙な記事が出ていました。「クラシックの世界に過度に『物質化した』された演奏への反省が強まっている・・・」云々。まぁー先ずこの書出しの表現が変なのだが、記事内容はコンクールで優秀な成績の音楽家の演奏がつまらない、、、、と言われ続けて(いつの頃からだよ?)クラシック世界に危機感がある、のだそうだ。え?どういう意味?。
詳細検証中なのですが、端的に書きますと、いわゆるクラシック音楽界はコンクール等のステータスを元に、コンサート、レコード売上、プロモート、マスメディアその他商業的な価値として収益が上がる様にでかい権益のヒエラルキーを作ったのです。この体勢が出来たのは意外と最近で戦後くらい(?)の事で、むやみやたらとクラシックにステータスがくっついて来たのは実はそれほど昔からの事ではない、、、、そうです。
こういう体勢はヨーロッパの音楽(大変質は良い)を現代のメディア生活の中で維持・継承して行くには必要な事であったとは思います。メディアを通じて音を売るためには何だかの根拠が無ければやっていけません。何故なら、買って聴くまでどんな音だか分からないんだから。根拠を提示してやらないと誰も価値に気が付きませんね。スポーツは簡単なのですよね。記録とか勝ち負けがはっきりしているから。メディアを通すには分かり易く無いと誰も見向きをしてくれません。その基準をヒジョーに分かり易くするのがコンクールなわけです。
この記事読んで分け分からなくなって、考え込んでしまって、ようやく理解した事。要は、彼ら全員、クラシック音楽の価値がどういうシカケのうちに人々に認識されているか、また浸透したか、誰も気が付かない、またはシカケが浸透し過ぎて仕組み自体を忘れ去っていた、らしい。なんとオオボケ。
ためすけはクラシックでもトラッド好きでした。中世、バロックもので、それも地味なアルヒーフなんかの古楽器の音楽が好きだったのです。その世界にはコンクールはありません。純粋に音を楽しめます。自分で演奏しても楽しめます。良い悪いの区別はあっても勝ち負けはありません。勝ち負けはありませんが価値はあります。
本当は音楽はそういうものなのですが、それでは「価値がハッキリしねぇものは売れねえ」メディア偏重世界で売上は伸びません。
価値とステータスを提示した上で、あとは地道に啓蒙でもして行けばみんなハッピーになれたはずなのでしょうが、イージーにステータスだけを売り物にして収益のサイクルが出来上がってしまっていたわけです。
記事サブタイトルの「技巧より感動や喜びを」という文句も変です。「技巧に感動して」音楽家を持ち上げていたのはアンタらでしょ。その事によって成り立った世界が制度疲労を起しているのだと思いますが、クラシックをつまらなくしている原因はそっちが住んでいる世界そのもので、分かっているのだと思ったら実は忘れていた、って事らしい。何か反省しているみたいだが、何を反省しているのかその内容自体が矛盾していたりするのです。
ペレス・プラドを買ってみました。日本語版ですが、ちょと失敗。。。。何がというと、曲目の解説は丁寧に入っているのですが、メンバーだけでなく録音の年代も何も書かれていないのです。日本語版だとそういうものかな。Rene Blochの音が聞けるかと思ったのですが、これでは何やら分かりませんね。ただ、モノラルの録音が多いので初期の録音が含まれているのだと判断されます。Blochの音も混じっているのでしょう。
それにしてもプラドを改めて聴いてみると、迫力はありますが、ホントうるさいですね。(^^;;)比べてみるとパチェーコのバンドなんて本当に地味です。
何がうるさいかと、良く聴いてみると編成の他にアレンジの違いが顕著の様でした。チャランガでヴァイオリンがやる様なパートを全部トランペットにやらせて、しかもフルトーンで吹いてます。代わりにリズムの補強にSaxセクションを使う様なアレンジなのですね。本当に力ずくの音楽という感じです。音でてりゃいぃだろうという感じで、なんでこんな事するのか? おそらくは演奏の現場の違いによるものと思われます。時代背景から考えて大きなダンスホールで踊る為の音楽だと考えればリズムが充実しているとはいえチャランガスタイルの編成・アレンジではとてもじゃないけど太刀打ち(って何と?)出来なかったでしょう。
というわけでトランペットの音の壁にさえぎられてSaxセクションはあまり活躍しておりません。Blochが入っていたとしても聞き分けるのは困難です。聴き比べると独立した後のBlochのバンドはもっとSwing時代のBig Bandに近く楽器の特性を生かしたアレンジになっていますね。BlochもSaxプレイヤーとして「このままじゃ行けない気がする」と、思って独立したのではないかと、考える次第です。
Jazz Archivesから出てます、1930年代から1950年までのAlto Saxプレイヤの系譜、みたいなオムニバス集です。収録されているのはおなじみのJohnny Hodges,Beny Carter,Earl BosticからJump系のLouis Jordan,Eddie 'Cleanhead' Binson(この人いくつからハゲてるの?^^;)など、忘れ去られたお気に入りHilton Jefferson も収録されています。Parkerは1941年のMcShann時代が入っています。ちょと変わったところでBill Jhonsonなんて人もいます。
このCD自体発売はFranceで、選者はJacques Morgantiniという人で他にも多数Old-Jazz系CDのライナーを書いています。どういう人が分かりません。googleで引いてもCDライナーしか検索されない。。。これまたナゾな人です。
選者はOldJazzにかなり詳しいとみました。その人が選んだ歴代の有名/不明、Altoプレイヤの中にHiltonJeffersonが含まれているのは、やはり特筆すべきプレイヤーだという事ですね。Jeffersonの節は、
He later found it impossible to make a living form his music because of exggerated importance given to so-called progressive jazz in the USA by by managers, promoters and labels. And yet his tuneful improvisations were a model of elegance and skill!
と、しめくくっています。全くもって同感です。この言葉はそのまま現在のJazzシーンに当てはまりますな。Jazzの流れの中で大切なものが失われてしまったという事です。
CDのブックレットには各プレイヤの写真が何点か載っています。大体写り悪くて何処の楽器か、メーカーなど分からないのですが、Eddie Vinsonの写真にはキーガードの形状からおそらくBuescher BigBと思われる楽器が写っていました。
Clarence は何枚かありますがClarenceの中ではもしかして一番良い時期になるのではないかと思っています。ちょうど大恐慌の直前ですね。このシリーズは録音場所がいつもの活動場所のNew YorkではなくLong Island Cityで録音されのものが半分ほど含まれています。レコードの発売も普段はOkehレーベルですが、Long Island録音はQ.R.S.という別なレーベルからの発売です。CDのライナーによればこのレーベルの録音は以前はえらく貴重だったのだそうです。
メンバーに現在でもおなじみの名前が何人か並んでいます。エリントンのRussell Procope , King Oliver , Claude Hopkins,Eddie Lang (白人である事に注目)など。
音楽は非常にいいー気分な曲が多いです。同時代の Bennie Motenなどとえらい違いを感じます。要は「ユルい」のです。本当になんにも悩みが無い様な・・・Eddie Langのギターなんて昼寝したくなるくらい気持ちいいですね。
しかし、この時代のClarenceのオーケストラは編成も2管編成の11ピースくらいで、同時代のFletcher HendersonやDon Redmanなどがバンド編成やアレンジメントを変えて行き後のBig Bandに近づいて来ているのと比べると、音楽性がややユル過ぎか?とも感じられます。この辺のコンセプトの違いが大恐慌後、禁酒法解禁後の人気に影響を与えたのではないかとも考えられます。
というわけで昨日はヌーボー祭でした。今年のワインは出来が良かったそうで(「今年のヴォージョレーの出来は気候に恵まれ例年以上の出来です」と必ず毎年触れ込む、そうだ)
が、酸味が強いのが特徴だと、のお話です。昨日飲んだワインも酸味が強かったです。
新酒ワインのコルクは銘柄の入らない?らしい。品物にによるのかもしれないですが、ヌーボー祭のために樽から出して瓶詰めするので焼き印を入れないのかと思われました。これは某オーガニックワインのコルクです。きれいに真っ白。スの無いコルクです。こんなん貰って来て何にするのか?楽器の修理に使うのでした。(^^)
Dixieナンバとして有名な"Jazz Me Blues"という曲が、Bixの映画でも使われていています。インストの曲かとばかり思っていたら実は歌があったそうで、だれが歌っているの?と興味があり探し出しました。黒人シンガーでLucille Hegaminという人の1920年からの録音です。Bluesとなっていますが、音楽はいわゆるボードビルショーの歌でMamie Smithと同じ様な感じです。
バックバンドはほぼ固定されており、レギュラーの楽団が付いて歌っていたのだと思います。
バンドの編成はCla,Sax ,Tp ,TbにTuba,ピアノを含めたリズムセクションとなっています。クラリネットが構良いのですが、CDの記録では何故かClaだけが、Unknownだそうです、、、はてな。
バンドの演奏はというとMamie Smithと違ってしっかりしています。Mamieのバンドはほとんどヘッドアレンジ風でゴチャゴチャで本当にその場の集団即興という感じですが、こちらのバンドはアレンジきっちりされて、演奏もいい加減なところがありません。ちゃんと過ぎてむしろ、ありきたりの音楽にも聞こえます。King OliverともJerryroll Mortonのバンド演奏とも違うのですが、何だかのショー/ステージを意識した構成された音楽であると言えます。即興性の高いJazzとPopsまたはショーとしてのJazzは、この時代にすでに各々スタイルとして確立していたのではないか、と考えられます。
音楽の世界では歴史的名著としてその筋では知られていました。絶版になって久しく手に入らなかったのですが、昨年復刻されたそうです。これは復刻前の原著です。「技巧編」とあります。もう一冊基礎編に当たる、平均率の問題点と歴史的な数々の調律法と音楽の歴史・特徴について解説した巻があります。基礎編も持っていたのですが人に貸したら返ってこなくなってしまいました。
「技巧編」は様々な調律を実際にピアノに施すために必要な手順/テクニックについて解説してあります。どちらかというと本当の調律師の人に読んで貰う様な内容になってます。
調律の話となるといきなり「平均率か純正調か」と二律背反思考される場合が多いのですが、著者はその様な見方はしておりません。平均率の問題点も純正調の矛盾も含めて実際の音楽への応用と実践を通して調律の世界を綿密に検証しています。
この本では説明されてはいませんが、古典調律とBlue Noteの間にはきっとお互いの共通点があると思っているのですねぇ。でも実地での検証はできてないのですが・・・
ただ、著者はタイトルにもある通りゼロビート・・・それも2つの音程間の・・・にこだわるあまり、ビートどうしが互いに共鳴して中和されると言う事実を見落としている模様です。ピタゴラス長三和音を「何故かきれいに響くのは不思議だ」などと書いてます。ピタゴラス長三度は不協和音程ですが、ピタゴラス長三和音は協和和音なのですよ。みなさん。
平島さん自身の実験の中に答えがあるのに、本人は気付いてなかった様です、、、復刻版では解決したのかな。
検索リンクー>ゼロ・ビートの再発見
Louis JordanのDecca時代の録音を集めたもの。中古で購入しました。Vol.2とあるのでVol.1もあるのでしょうが、残念ながら収録されている曲は年代順ではなく飛び飛びでした。
JordanはDeccaで1930年代の終わりから20年に渡り録音を残しています。かなりの録音が残っているはずで全部を追いかけられておりません。コンプリートBOXらしいものもありますが版権の関係か、えらく高いので入手していないのです。JordanはただのOld TimerのBluesシンガーだと思われていますが、JazzのSax屋なら聴いておくべきです。Parkerと同時代でSwingスタイルとエンターテイメントを保ちながら完璧なSoloを聞かせてくれます。聴けば分かるのですが、演奏技術もあるしBopイディオムも取り入れた上で、エンターテイメントを保っているのはすごい事なのですがね。
CDの中にブックレットが入っており、写真が何枚かあります。楽器が特定出来る写真もありまして、ジャケットの写真はどうやらSelmerのBlancedActionまたはSuperBalancedActionの様です。他にKing、Martin ComittieIIなども写っていました。やっている音楽から考えてまあ妥当なセンでしょうか。もう一人のTenorはCONNの楽器を使っている様でした。
検索リンクー>LouisJordan
ようやく手に入りました。1923-1931年のBennie Moten楽団の録音を集めたCDです。同様のCDは以前もリリースされていたらしいですが、品切れで入手できなかったのですが、これは別レーベルからの発売です。不景気のためか当時は発売されなかった1930-31年の録音も含まれています。ただ1926-1929年の録音は含まれてなく、この年代の録音は他のレーベルにあるよ、との解説がありました。他のレーベルと比べてダブらないあたりを収録している様です。
音楽はKansas特有にJump,Stompしてます。確かにCollecting Improvisationしているのですが、ノリが違うのでKingOliverやC.Willams、J.Morton等と比べても違いがあり、明るい感じがします。1920年代は楽器編成も小規模ですので各々好き勝手にやっている様です。初期のCount Basieは一切譜面を書かずにバンド演奏していたそうなので同じスタイルだったものと思われます。
このCDの最後に解説に無い"Tough Breaks"という1928年らしい音源が入っているのですが、これが変でちっともKansasらしく無い・・・何だか東洋風のアレンジにBixやTramのバンドの真似みたいなリズムの曲が入っていました。何だこれは・・・
文責:ためすけ後藤
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