Boswell Sisters の1931-1936年オムニバスです。以前のこちらのアルバムと年代的にもダブっていまして、曲も重なっています。だた、こちらのCDは一曲毎にパーソネルが細かに記載されているので、メンバーを知るのには良いです。バックは殆どがDorsey Brothersでした。
女性3人ですから全体にSweetです。ハーモニーもきれいです。ただー、、、何か今イチ地味なのですよねBosswell Sistersは。(ジャケットもレトロですな)何でかなと、後発のAndrew Sistersとちょと聴きくらべをしてみました。
全体にBoswellの方が3人とも声質がハスキーで低めの様です。また3人のコーラスがハモっているのですが、やや低い音域で内声が強調されてクローズにハモっているのでメロディラインがかえって隠れてしまうという感じがありました。Andrewに比べて華やかさに欠けるのですね。バックの演奏含めてトータルに「Jazz」しているのですが、も少し明るい感じが出せたらよかったのにな、と思います。そういう意味ではAndrew Sistersの方が今風のよりPopな音楽ですね。
このCDを入手した理由がもう一つ、 Red Norvo のCDにも入っているのですが、"Don't Let Your Love Go Wrong"が入っているので聴いてみたかった事。この曲は Henry Red Allen にも入っている軽快な曲で個人的なお気に入りのナンバーなのですが、Allmusicで調べた処ではこの曲が録音されたの過去4回しか無いみたい。オリジナルがRed AllenでこのBoswell Sistersはそのカバー、Claud Hopkinsが同年カバーしていて、後年Kay Starrが歌ったのが最後らしい。Claud Hopkinsは品切れで手に入りませんでした。もっと誰かがカバーしても良い曲だとおもうのですけれど。この時代にしてはリズムは変わってますが、何かの機会に自分のレパートリーに入れてみたいなとも思っています。
文責:ためすけ後藤
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