いわゆる、Early Ellington、初期のエリントン楽団の録音はいろいろ借りて聴いたりしてるのですが、版によってタイトルとか年代とか漏れがあったりダブってしまったり、中々本当のコンプリートが何なんだか分からん状況です。時代も古いし録音も沢山あるだろうし、フランスのClassicsシリーズが良いのでしょうが手に入らなかったりする。。。借り物のCDではライナーもゆっくり読めないので中々全体像が掴めません。もう一回改めてCDを入手して調べて行きたい処です。これはNAXOSのシリーズで2000年リリース。Classicシリーズよりは最近なのでまとまっているのかなと思ってとりあえず入手。
年代はジャケットにある通り1927-1931年。以前聴いたBubber Milery時代の1924〜1929年のCD と重なっています。さぞかしダブってるかと思ったら、本当にダブっていたのは4トラックでした。中には1928年録音の"The Mooche"はBubber Milery時代でもあるのですがBubberが抜けた別バージョンだったりして、Ellingtonの録音は本当に沢山あるのだなぁ。。。
このNAXOSの困った事はトラックが録音年代に並んでない!という事は編纂されているという事らしい。
とりあえず気が付いた面白そうな事。
Double Check Stompという1930年4/22の録音にはアコーディオンが入ってますが、これがえらくSwingしててとっても良い。でもライナーにはプレイヤの記載が無い。これはやはりEllingtonかな。
もう一つは1930年の4/26録音"RING DEM BELLS"にチャイムの音が入っているですが、これが Charlie Barnet...え!あのお金持ち白人バンドリーダの? こちらWikiのページ BarnetはJohnny HodgesやEllingtonに若いうちから傾倒していたらしい。またこの日の録音には他にBing Crosby、Harry Baris、Al RinkerがVolcalで参加していたりして、演奏も変にSweetっぽい。ふーん。こんな事もしていたんだ。
文責:ためすけ後藤
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エリントン楽団の24-47の間の演奏集として、正規盤ではないでしょうが、独Historyなるレーベルから、40CDsというボックス・セット(ビッグ・バンド・ボックスと似たような装丁で、似たようなプライス)で出てましたが、同じ曲が別レーベルで吹込まれたりして、鑑賞には適しないものです。やっぱり、せめてオリジナル・レーベルごとに、小刻みに聴いていくのが良いと思いました。それにしても、この楽団の活躍時期は長いので、その全貌を把握するのは、大変ですよね。
そのBOX知ってますー。買おうかどうか迷ってて、ただ編纂もイマイチとのネットの噂なので、手にしていません。