Frankie Jaxon complete Vol.1 1926-1929
Red Hot Jazzのサイト等見ていて見つけた。Jive/Bluesな人にはおなじみな様です。Frankie Jaxon 1985-1944年 Jazz扱いだけどコメディアンだったりアクターだったりダンサーだったりシンガー。。。。内容的にはBlues/Jiveでしょう。
1985年アラバマ生まれ。孤児だったとあります。1905年にカンサスへ移ってHouseBoyとして働きながら学校へ行ったとか。その頃から1909年までカンサスでショーの仕事をしていて、才能を見込まれ旅芸人の一座で雇われてあちこち巡業。テキサスやオクラホマ、フィラデルフィア、アトランティック、、結構点々として旅芸人の様な生活だったみたいです。1917-1922年シカゴへも巡業に来て当時のKing Oliver,Freddie Keppardらと交流があったと。Bessie Smithとも共演。このCDの録音は1926-1929年。旅が多かったのか、当時の人気者としては録音数は少ないですね。一回の録音は2-3曲づつで飛び飛び、この時代は全部シカゴ録音です。1927年にFreddie Keppardと取った録音が入っています。あとはPianoだけの録音が多いです。バンド形式はちょと少ない。
歌はBlues唱法です。声質は意外と細くMa Raineyの方が迫力があるくらい。面白い事に声のバリエーションが沢山あって、まるで女性ボーカルみたいな歌もあります。役者だったからでしょうか一見オフザケ風の歌ばっかりだけど声のコントロールは抜群で歌は(ちゃんと歌えば)上手いです。Cab Callowayみたい、というかこちらが元祖ですか。
またバックメンバは無名が多いですが、結構聴けます。本当のJagバンド等も入ってますが、初期のMamie SmithやMa Raineyの様な寄せ集め的な演奏は少ないです。小編成ですがアレンジもしっかりしたハンパでない結構タイトなバックが付いています。2曲しかないけれど結構切れの良いAlto/Claが入ってました。
Blues/Jiveなので真面目なJazz屋からはキワモノと思えるかもしれないけれど、この人の音楽は本当の意味のAmerica Roots Musicだと思われます。
文責:ためすけ後藤
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