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OldなJazzのルーズな日々


2006-02-16 音楽

THE BIG REUNION bigreunion

1957年11-12月に録音されました、元Fletcher Henderson楽団のメンバーによる再結成レコードの復刻版です。Tp,Rex Stewartがリーダとなり、TenorのCalman Hawkins,Ben Webstar、AltoのHilton Jefferson、Cla,Buster Bailey、他往年のメンバが集結して録音を残しています。Fletcherは1952年に亡くなっていますから少し遅いですがトリビュートの意味もあるかもしれません。Allmusicによればこのユニットはこの1957-1958年にかけて活動していた模様ですが他にLP等あるかどうかは不明です。

音楽は非常にゴキゲンなモダンなSwingです。(ありゃ)どうもHorn SectionはFletcherの楽団員なのですが、リズムセクションはいまいちFletcherとは縁遠いプレイヤの様でした。ビートがあの1930-40年代のリズムではなくもっとその当時の流行りのビートに近い様です。収録されている曲は、 

Sugar Foot Stomp、A Hundred Years From Today、Honeysuckle Rose、Round About Midnight、Casey Stew、Wrappin'it Up、Three Thieves、The Way She Walks、King Porter Stomp. Monkの曲が入っているのが面白いですね。

楽器、特にSaxセクションの音ですが、HawkinsとBenはいつもと変わらずなのですが、久々のHilton Jeffersonは音が違うか、、、、スタジオの録音模様がジャケットになっていますが、写真が小さいので楽器は良く見えませんね。でもJeffersonの楽器は構えて楽器右側にベルキーが配置されていますので、モダンな楽器でしょう。"Round About Midnight"でソロを取ってます。Jeffersonらしさは有り、張りのある音ではありますが独自の中低域の艶が出ていません。年代からMarkVIあたりの楽器だと思われます。残念ですね。CDを通して聞いたところでは総じてBuster Baileyのソロと、Tenorの2人が良いです。

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