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OldなJazzのルーズな日々


2006-02-18 音楽

Jimmie Lunceford BigBandBox lunceford

BigBandBoxに納められています、Jimmie Luncefordの楽団です。Luncefordの名前は文献ではよく聞くのですが日本ではあんまり人気じゃないみたいですね。1902年生まれですから、Basieと同世代ではあります。ライナーにありますところでは中々面白い経歴で、Paul Whitemanのお父さんに音楽を習って、New York City Colloegeでsax,cla,trombone,flute,guiterをやったとあります。1926年卒業らしい。その間にWilbur Sweatmanとも活動していたとありますので当時のJazz界ではエリート級なのではないかと思います。allmusicによればAlto-Saxプレイヤという事になっている様です。

このCDには1935年〜1945年と結構長い期間の録音が入っています。全編言える事、本当に「黒っぽい」Swingですね。EllingtonよりもBasie的ではありますが、Blues的泥臭さを失わない(?)のはたいしたものです。別な言葉でいうと「垢抜けてない」ところがヨイ処ですね。(^^)

AltoにWillie Smith,,Dan Grissomが1942年、TenorはJoe Thomasが通して参加。Wille Smithという名前のピアニストがいますが、別人です。Pianoの方はWille 'Lion' Smithと区別されているらしい。Willie Smithは同時のAltoとしてはスタンダードなHodges流儀ですね。後に1年(未満?)だけEllingtonの楽団に入っていた事があります。Dan Grissomはボーカルも兼ねたAlto吹き。TenorのJoe ThomasはJump/R&B系のプレイヤとして扱われています。確かにそんなプレイです。この中に"The Lonesome Road"(1939)という曲があるのですが、最初のAltoのソロにすーごいのが入っていたのですが、どうもWilleでは無いみないなフレーズと音・・・メンバーを見るとAltoにもう1人Ted Bucknerという名前が入っていて1938-1939年に渡って参加していました。他に同様の演奏があるかと思ったのですが見当たらないのです。これまたナゾです。。。

全体にこのLuncefordの楽団自体Jumpぽい演奏で、ボーカルも入っていますが比較して男性が多くしかもコーラスがよくフィーチャーされています。後のJohny OtisやLionel Hampton楽団の様なBandで元祖Jump/R&B/R&R/に通じてるのかと思います。好みですが日本じゃあんまり受けないかな。

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