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OldなJazzのルーズな日々


2007-05-25 音楽

Johnny Hodges Used To Be Duke hodges

こちら日本盤。2003年リリース。Johnny Hodges and his Orchetraの名前で出ています。Ellington楽団のピックアップメンバによる1954年の録音です。大体リズム+3管くらいの編成で、オーケストラとライナーにありますが、録音の日付については結構ナゾが多い様で、1954年の7月と8月の2回に分けて録音されていたらしいです。選曲は非常にオーソドックス・ストレートなBlues/Swingです。どちらかというとEllington楽団の演奏はヒネリを利かせたアレンジが多く、スレートな音楽はあまり聴けなかったりしますが。Hodgesの他ではClaのJimmy Hamiltonがいい味出しています。

ライナーによると、なんとJohn Coltraneの名前が入っているのですが、どうも何処で入っているのか不明?だそうで。"Sweet as Bear Meat"に入っているそうですが、良く聴こえません。

最後にバラードがメドレーでライナーには6曲載っていますが、CDでは実際7曲(All of Me)収録されています。これも別なシリーズでは6曲だったのが後で切り離されたとか、7曲目の方が別に録音されて編集されているのだとか、いろいろ説あります。バラードではHodgesが全然吹かない曲もあったりして。何かと面白いアルバムです。

面白いというと、ジャケットの写真が、また変です。左右が逆になっている。鏡に映ったところを写真に撮ったのか、写真の間違いなのかそれともデザイン上の理由でひっくり返したのか。。。。どうなのでしょう。写っている楽器はBuescher Aristocrat BigBモデルです。BigBがこの録音使われているのかは不明ですが、実はこのCDで聴けるHodgsesの音は、あのドSweetなサウンドではなく、もう少し太いやや男性的な音色なのですね。HodgesはBuescherのBigB,400 Top Hat Cane,普通のAristocrat,等を使い分けていた様で、確かにHodgesだぁとすぐに分かってしまう音色ですが、音楽によって使い分けていた様でもあります。

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