よく分からないでTowerRecordsの店頭で買ってきました。確かBluesのコーナーだったと思う。Buster SmithやEddie Durhamなどの名前が入っているので何だろうと思って買ったのですが。
George Tunnell、通称"Bon Bon"、Piano兼Vocalの Vocal Trio/Soloの録音でした。"Three Keys"というのがトリオ名です。何でもGeorge Tunnellは黒人としてははじめてWhiteバンドで歌ったシンガーの一人だそうです。allmusicにもあまり情報がありません。1903年生まれ、1930年代始めVocalのグループで活動その後1937年からJan Savittのバンドのレギュラーとして活動したそうで当時としては大変珍しい事ですが。1940年代終わりまで活動して引退、1975年亡くなったそうで結構ナゾな人。
このCDの録音は年代が1933-34年と飛んで1941-42年があって、前半1930年代はトリオで、Piano,Guiter,Bassを各々弾きながら歌っています。後半1940年代ではバンド構成で"His Buddies"という名義でTunnellのソロボーカルになります。このメンバーにBuster Smith等が入ってきているという事。1930年代はゴスペル風な感じもありますが、リズムはBoogie Woogie風で小気味の良い歌と演奏です。1940年代は当時のSweetな感じのSlowナンバで、コーラスは30年代だけに聴けます。音楽としては30年代の方が良いですね。"Mood Indigo","Basin Street Blues","Heebie Jeebies"など選曲も良い。この辺りの音楽をリズムを変えて楽器を現代のものに置き換えるとDoo Wapになるんではないかな。
文責:ためすけ後藤
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