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OldなJazzのルーズな日々


2006-11-06 音楽

Blind Blake Vol.5 blake

1929年から1932年の録音。景気も良くない時期だろうし、むしろ昔に帰って素朴なギターと歌という構成になってきいます。

1929年の録音はChicagoで2トラック、その後はGraftonへ移っての録音になります。Graftonへ移ってから最初の録音にPapa Charlie Jacksonとのduoがあります。歌というよりSpeechが入ったりスキャット入ったり素朴な感じが良いです。盤の状態が良くないので音が悪いのが残念。

1930年にIrene ScruggsというシンガーとのDuoが入ってますが、何か変わった声で一トラック入っていて、レコードの回転がおかしい様です。Irene Scruggsの歌はトラッドなBlues唱法で、Blakeの他にもMary LouやKing Oliver、Kid Ory等とセッションした事があるのだそうで、手持のCDにも混じっているのかもしれない。

ソロでは得意の?"Diddie Wah Diddie"などもまた録音されています。1931年録音は4トラック、1932年2トラックあるのですが、32年録音はBlakeではない、要はニセモノだとライナーには記載してります。確かに声はBlakeに似た感じありますが肝心のギターがただかき鳴らすだけの奏法でこりゃウソだろうと分かってしまいます。

1931年の終わりにBlakeは姿を消してしまったそうで、allmusicによれば1932年にchicagoで殺されたとか、そうではなく故郷のJacksonville へ戻って1937年あたりまで生きていたとか、説があるそうです。

Blakeの音楽は素朴だし歌もまあまあ、なのですがGuiterの腕がすばらしいし、ずーっと聴いていても飽きはこないです。音源の音が悪いのが残念ですが、演奏技術ってのはこういう使い方をするのが正しいものと考えます。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]
swing40 (2006-11-07 23:40)

はじめましてswing40と申します。本文とは全く関係の無い質問なのですが、ジーン・ノーマン主催のジャズ・ジャスト・コンサートでの演奏を録音した実況盤。ライオネル・ハンプトン/スターダストで、Altoのウイリースミスが使用している楽器をご存知ありませんか?この手の情報にかなりお詳しい方であると思い質問しました。ご存知でしたらコメントをよろしくお願いします。

ためすけ (2006-11-07 23:48)

それって何年ころ?でしょう。映像とか、残っているのでしょうか。

swing40 (2006-11-08 22:38)

コメントありがとうございます。LIONEL HAMPTON ALL STARSで、収録曲は 1.スターダスト 2.ワン・オクロック・ジャンプ 3.ザ・マン・アイ・ラヴ 4.オー、レディ・ビー・グッドの4曲です。Recorded at "CivicAudiorium",Calif on 4 Aug 1947と書いてありましたので1947年だと思います。映像はありません。スターダストでウイリースミスの粘っこいベンド奏法から曲が始まります。なんとなくなのですが、buescherの楽器の音色のように聴こえます。艶があって甘い音色(判りづらいですね?)でした。ご存知ありませんか?

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