まあ暑いとあんまりHotなJazzでもなく、もっとサッパリした音楽を聴きたくなります。こういう時はChoroが一番じゃないかと思います。そこで何枚か持っているChoroのCDの一枚。
何分ポルトガル語なので何書いているかさっぱりなのですが、 中南米音楽(ここから買った)の解説ではブラジル音楽の始祖Flautaの名手Benedito Lacerdaの生誕100年の記念で同じく現代のブラジルのFlautaの名手である Alexandre Maioneseの演奏によるアルバムだそうです。Beneditoは何でもFlautaの名手だそうで、沢山の作品を残してるそうです。
全部12曲、編成は通常のChoro編成(ギター、バンドリン、カバキーニョ、パンディェロ、ソロ楽器)なのですが、3曲程アコーディオン(バンドネオン?)やTpet,Tbone,Tenor Sax等が入った演奏もあります。
ソロ楽器が複数ある場合は当然ですがメロディ以外はオブリガートに回ります。Choroの譜面は持っているのですが、基本的にメロディとコード進行しかありません。場合によってはコードも無かった様な。(コードはアメリカ産なのでブラジルに伝わったのは20世紀に入ってしばらく経ってから)
ChoroではJazzの様なAd libは無くて、メロディはほぼストレートにちょとフェイクしながら演奏されます。バッキングのフレーズは奏者が考える、、、まあChoro基本のリズムがあるのでそれに沿った形で演奏されます。しかしメロディ楽器が複数になると何処かで誰かがオブガートに回る事になりますが、オブリガートは譜面には指定されてないはずなので、そこは即興となるはずです。確かに録音を聴くと交互にメロディを取って、他の楽器は即興でオブリガートを入れている様に聴こえます。これはNew Orlenasの形態と同じです。基本的にAd libは無いはずの音楽なのでさて?という疑問が残りました。この辺になると調べようが無いようでChoroの専門家に聞いてみるしかないです。
文責:ためすけ後藤
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