★ Luis Russell & Louis Armstrong
ジャケットに1929年から1940年となっていますがArmstrongとRussellが同じ楽団に入っている時期の録音から選ばれて収録されています。収録されているのは1929年4曲、1930年2曲、跳んで1935,1936年各1曲、1937年2曲1938年2曲1939年7曲、1940年5曲、1941年1曲となっています。
ライナーによるとKingOliverとしばらく活動していたRussellは1929年からは自分のBig Bandを持つ様になり、そこでArmstrongを加えて活動をしていまして、1930年までサッチモが参加していて一旦抜けて、また1935年から再度参加、以降一緒に活動を続けたという事だそうです。このCDにはその頃のLouisとLuisが一緒に入った音源が納められています。
Big Bandの他5-6人小編成のバンドの録音も入っています。いづれもArmstrong - Russellが共演したものですが、Louis とLuisは結構相性が良かったのかな?この頃の録音のOrchestraの名前ががRussell名義なのかArmstrong名義なのかよく分からないのは双頭コンボの様な活動をしていたのでしょうか。音楽的にはSwingですが、NewOrleand風のアレンジが所々に聴かれます。この辺がちょと他の楽団と違う処か。
Big Band Boxの一枚と時代的にも重なっていますが、ダブっているのは4曲の様で、当時かなり沢山の録音があったのだと思われます。Altoには同じくCharlie Holmesが通して入っていまして、いい味出しています。Hodges流儀ですが、も少し控えめでバリバリのソロは取りませんが、こういうスタイルのAlto吹きが現在いない様なのは残念ですね。