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OldなJazzのルーズな日々


2010-10-10 音楽

Count Basie at Newport 1957 basie1957

1957年ニューポートフェスティバル、当時のCount Basie オーケストラの演奏とオリジナルBasieバンドのセッションで演奏されたものです。おそらくLester YoungがBasieと一緒に録音されたものでは最後になるのではないかと思います。このCD存在は知っていたのですが、海賊版みたいな録音だったらいやだなあと思って中々手が出なかった。思い切って買ってみたら、いや、これは名盤です。

1957年時のステージはレギュラーメンバ (Frank Wess 、Frank Fosterが入っている)演奏が一通り続いた後にオリジナルメンバであるLester Young , Jimmy Rushing, Joe Jones,が入っての演奏、最後にRoy Eldridge,Illinois Jacquetが混じってのセッションで終わるという構成でした。このCDではオリジナルメンバとレギュラーメンバの演奏が入れ替わって収録されています。この時のLesterの演奏はとっても元気で、Lester復活!!みたいにに聴こえています。この2年後に亡くなるとは信じられない演奏。本当に惜しい限りです。

全体で聴くと分かりますがサウンドもアレンジも1957年時点はBigBandSwingもModern Styleが主流となり今でも世間一般ではこのスタイルがBigBandとして認識されているという事。その点オリジナルメンバの演奏は古いBlues/Swingのスタイルで垢抜けてないところが魅力。Lesterの様なプレイヤにとっては1950年代は非常につまらない時代になってしまった事がよく分かります。特にサドジョーンズが入ったブラスセクションは今となっては当たり前のサウンドだけれどLesterの音色持ち味と対比するとどうしてもうるさく聴こえてしまいますな。この辺りがLesterにとっても辛かったのではないかと考える次第です。At Newport

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