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OldなJazzのルーズな日々


2008-07-09 音楽

Honkers & Bar Walkers Vol.2 honkers

デルマークから出ていたAppoloレーベルの録音オムニバス。Blues系のSaxを集めています。納められているアーティスト、知らない人もいるのですが、一応列挙。

Willis Jackson(1950),Morris Lane(1951),Panama Francis(1952),Bill Harvey(1952),Charlie Ferguson(1953,1954),Bobby Smith(1952),King Curtis(1956)

録音は括弧の通りです。タイトルはHonker&Bar Walkersなのでゴリゴリのホンク屋ばかりか、というと録音年代からみてもそうでもありません。1993年発と古いCDなのですが、Morris Laneをも少し聴きたかったのと、ドラマーPanama FrancisのSavy Sultansを結成する前のバンドでAltoにHilton Jeffersonが入っているのがどうしても聴きたくてオーダーしました。amazonで来るまで2月くらいかかりました。

JeffersonのAltoSoloが一曲丸々聴く事が出来ます。とても艶のある良い音してますー。Hodgesに似ているといえば似ているのですが、Hodgesほどコテコテスイートではない上品さがあります。ParkerでもないしかといってHodgesソックリでもない丁度よいバランスのスタイルAltoは本当にいないものですねえ。。。

Willis Jacksonは1950年の段階でMorris Laneと同様にBopイディオムそのままのSoloです。Laneの1951年録音は4トラック入っていますがこちら3トラックが新曲でした。いくらかBopフレーズは控え気味になってます。Panama FrancisのバンドはTenorがCount HustingでLouis Jordanと一緒にやっていたプレイヤー。バンドのスタイルから考えてもホンカーというより正統派のR&Bです。

Bill Harvey & His Orchestraはホンカーぽいアクの強いBlues。面白いのはCharlie Ferguson 。ネットで捜しても情報がありません。短い期間しか録音が残っていない。ホンカースタイルのTenorですが音楽的には非常にHard Bopしてます。実力派ですが現在に名前が残ってないのが不思議。HardBopのオリジナルはR&Bだという一つの証拠かと思います。King Curtisは超有名ですが、このCDの中ではCurtisが一番アバウトな演奏してます。迫力はあるけれど。King Curtisのゴリゴリスタイルがホンカーの典型と考えられているけれど実際はそんなプレイヤーばかりでは無いという事が実際の処、ですね。Honkers & Bar Walkers

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