Blues Singer のFrankie 'HALFPINT' Jaxon(1895-1944)
ジャケットにある様に1937年6月22日から1940年4月17日にかけてのレコードでラストレコーディングになります。Documet RecordsのVol.1を聴いてすごく興味が湧いたのですが、残念ながら現行ではVol.2は入手できないみたいでした。1937年から1940年にかけてというとSwing全盛時代なわけですが、この時代に1920年のvaudevilleシンガーがどの様な音楽をやっていたかは興味深いです。
この時代の参加メンバーが面白い、Lil Armstrong(p),Henry Red Allen(tp),Barney Bigard(cla)等。Old JazzのBig Nameですね。特に通して入っているBarney BigardのClarinetのソロ・オブリガートが見事でした。音楽そのものはスタイルはNew Orleans風ですが、Swing感の強いものです。編成が2管+リズムでFats Wallerのバンドに似ているけれどFats程テクニカルでないし、もっと緩い感じです。要はJump Bluesの元祖ですか。
この後、1941年の戦争時に引退してペンタゴンで働いていたと記録にあります。亡くなったのは1944年退役軍人局病院だそうで最後の肩書きは軍人だった様です。59才ですのでまだ若いですね。Vaudevilleシンガーが国防総省で何をやっていたのかはナゾの様です。
Jaxonは生涯何だかのインタビューは受けた事がないそうで、この人の事は殆ど分かっていません。生い立ちや経歴から初期のBlues/Jazzと深く関わった人のはずで、さぞかし面白い話が聞けたのではないかと考えれるとこれまた残念だと思います RED HOT JAZZ
こちら殆ど品切ればかりですが→Frankie Jaxon
文責:ためすけ後藤
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