Tower Recordsのワゴンを漁って見つけました。ん?誰、Jump時代の知った名前が並んでいますが、楽器はOldCONNぽい。裏ジャケにはSlim GaillardとCharlie Parkerがどうのとか書いてあって、買って来ました。買った後で気が付いた。Jump Blues時代の名サイドマン、Slim GaillardやLionel Hamptonにも参加。手持CDにも名前が載っていました。Slim Gaillardとの活動が長かった様です。Slim Gaillardはまだよく押さえていない(録音多過ぎ!)ので後回しになっていたフィールドなのですが、これまで知らずに耳にしていたプレイヤでした。1914年Los Angels生,お父さんは著名なBanjo弾きだったそうで最初はBanjoで仕事をしていたそうな。1927年Altoに、1932年からTenorに転向したとあります。1992年まで現役、2000年没なので結構長生きです。Hit曲‘Open The Door, Richard'を作った。正統派Bluesテナーで聴いてて気持ち良い、それだけ。技巧はありますが技巧をウリにしないのがBluesです。McVeaだけでなく他のメンバも同じで、このスタイルというかスタンスが本当のBlack Musicなのですがね。
このCDはサイドマンとしての作品を集めたものなので編成はマチマチですが、大方BigBandよりも小編成のHorn (Tp,Alto,Tenor) のバンドが多いです。1945年8月〜12月のApploレコードでの録音。典型的なJump Bluesバンドですが編成が小さい分各楽器の個性/特性が生かされてよく歌っています。ファズはかけずにTenor本来の音で勝負しているのが良い処です。ゴキゲン、という感じ。これを聴いた限りではMcVeaはホンカとは言えないなぁ・・・Old CONNの音が良く聴けるのですが、面白い事に録音の日時が近いのにセッションによって音色が結構異なったりしています。自分の経験ではreedによって音色に違いがあるのでいろいろ選びたいのだけど、気に入ったreedばかり捜していたらコストかかってしょうがないので程々に鳴るreedで妥協しながら吹いている。とどうしても音にバラつきが出てしまうのですが、それに似た様な状況ではないかと思われました。
他にもMcVeaはNorman GranzのJATPの最初のメンバでして、しまった忘れてた。
文責:ためすけ後藤
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