Louis ArmstrongのBigBandの録音です。時代は1930年から1932年の約3年間になります。この時期はLuis Russelと活動していた時期とやや重なっていますが、この録音にはLuisの方は参加しておりません。録音されたのが1930年Los Angels、1931-32年Chicagoと点々としていた時期でもあります。CD2枚分ですが、まとめて書いちゃいます。まだ不景気の時期ですが、この頃の録音はLouisの人気もあってかSwingやBluesスタイルというよりもSweetに近く、バックのバンドも本当にただのSweetのバッキングでLouisの歌とトランペットを聴かせるだけの音楽が多いです。選曲もDinah、Body And Soul、Memories Of You、The Peanut Vendor、など流行歌ねらいが多い様です。この時期のLouisを「全く買わない」批評家たちも多い様です。特に1930-31年はその傾向が強いと感じられます。CDでは1930-31年で一枚、1932年で一枚で録音の数としては倍になってます。後半1932年頃から持ち前のトランペットとBlues/New Orlenas感が戻ってくるのですが。この時期の演奏はあまり「臭さ」がない音楽な事は確かで、これならゴリゴリのJazzファンでなくても安心して聴けたかと思います。個人的に中々良いなと感じたのは1932年の録音で、SaxセクションがGuy Lombardo 系の音でおそらくBuescherだろうなというなのですが、結構感じよいAlto/Tenorのソロが処どころで聴く事出来る事です。
それにしてもHot Five/Sevenの音楽とは随分離れて来ているなと思いますね。
文責:ためすけ後藤
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