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OldなJazzのルーズな日々


2006-07-10 音楽

Herbie Mann at Village Gate mann

昔々のJazz喫茶ではよくかかっていました。あんまりしょっちゅう聴いていたのでレコードは買っていなかったのでした。最近復刻版で出たので、実はしばらく前に"Comin' Home Baby"のリクエストがあって、どんなんだかすっかり忘れてしまっていたので、思い出すためにも購入。復刻だから安いです。 mannの音楽はJazzというものの、時代的にHardBopの頃でありながら中南米系のリズム/楽器を取り入れた、当時はLatin Jazz等と呼ばれた演奏です。このVillage Gateのライブも編成が、Fl,Vib,Bass,Perc.2人,Drums,と一風変わってます。こういうスタイルの音楽を1959年から始めていますので本当の意味でのFusion,Cross-Overの走りだったのではないかと思われます。 実はmannのfluteは、そんなにすごいわけではないのですよね。演奏に関してはHewbert Lawsはもとより、Frank Wess,James Moody、等の方が上です。しかし音楽のセンスがPOPでありながら時代を先取りしていて、サイドマンや新人の発掘/使い方などがとても上手いので、名が通っているものと思います。沢山のLP出していて、何故かクラブDJにはプレミアが付く位の人気だそうだ。 このCD、元はライブでLPなので曲目は少なくて3曲。 Comin' Home Baby,Summertime,It Ain't Necessarily So 音楽は踊れると同時にリラックスしたAfro-cuban Musicです。モダンフレーズは所々に聴けますが、シリアスなJazzではなくストレートにfunkyな演奏です。ライナーにも書いてありますが、1960年代当時、コルトレーンが"My Favarate Things"を吹きまくっている時代にこの音楽を続けていたというのは、別な意味ですごい事だと思われます。同じFlute吹きとして、上手下手、技術の高低は置いておいて「とにかく楽しくやろう」というコンセプトは非常に共感できるものです。 検索リンク→ Village Gate それと、いつか欲しい Complete Box
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