★ Duke Ellington 1927-1928
ClassicシリーズのDuke Ellington1927-1928コンプリート。最初の
1924-1927 の続編で、1927年10月から1928年3月までの録音24トラックが入っています。これも中古です。探し出してようやく入手できました。
別なEarly Ellingtonシリーズや
Bubber Miley Era とダブっています。ダブってないのは12トラックの様でした。
この時期、トランペットのBubber Mileyは入ったり入らなかったりです。編成は2Pet,1Tb,3reeds,にBanjo入りの4リズムが基本になっています。Altはこの時代はまだOtto HardwickとHarry Carneyで、Johny Hodgesは参加していません。
レコーディングの名義が Ellington Orchestarだったり昔のThe Washingtoniansだったりします。編成も変わらないので曲の感じも全然変わりません。バンド名はあまり意味がない様です。
音楽はスタイルはNew Orleansスタイルですが、有名な"Black And Tan Fantasie","East St. Louis Toodle-Oo","Jubilee Stomp","Take It Easy","Washington Wobble"がアレンジを変えながら何回か録音されていまして、Ellingtonらしい音楽が多くなります。特徴のあるBubber以外にも楽器の音色の使い方やハーモニーに対して同時代の他のコンポーザー/アレンジャと比べても随分と新しい事をやっています。この時期にEllington独自のスタイルが確立していったのではないかと思われます。
"Jubilee Stomp"が3回も録音されいますが、ここでのAltoの演奏や奏法が当時の他のバンドに比べて高度な事をやってまして、Saxの特にAltoの使い方はEllingtonは進んでいた感じがあります。ただ演奏しているのがOtto HardwickかHarry Carneyかライナー読んでもちょと分からないのです。。。艶のある音色と、も少し張りのある音色が交互に現れまして、2人ともCla持ち替えだったりするので、さてな。Hodgesが混じってくる時代を詳しく聴いて比較して確かめましょう。