1923年録音の復刻版。ジャケット写真の右に写っているのが若い頃のSidney Bechetで、左に写っている人の良さそうなおじさん(?)がClarence Willamsです。この人知っている人は非常に少ないでしょう。私も知らないでいたのですが、Bessie Smithを追いかけて行ったら見つけました。。。というかぶつかった、というのが正しいか。1989年から1965年まで生きたピアノ、コンポーザ・アレンジャーで、生涯で400曲以上の曲を吹き込んでいるそうです。Bechetは一つ上で1959年没ですが、モダンな人もSopranoSaxの名手として良く知られていると思います。Bechetについてはまた後程。Willams自身はOldJazzのMusicianですが当時は大変な実力者人気者で、また新人の世話をして人材を多く世に送り出した人でもあります。
しかし第2次世界大戦後全く現役から身を引いて隠遁して、いつのまにか忘れられてしまいました。OldJazzファンでもあまり知られていないし話題にも上らない人です。復刻版のCDで網羅しただけで10枚以上の作品が残っておりそれだけ影響力のあった人ですが実はこういった人は他にも大勢います。マジメにJazzをやるのならこういった音楽はもっと聴かないと(退屈だが)いかんと思います。現実に今のJazzは行き詰まってますが、これは色々な意味でOldな時代にあった大切なものを忘れて捨ててしまった事に原因があると思われるわけです。
文責:ためすけ後藤
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