Buescher TrueTone Tenor

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2004年8月 eBayより入手。ぼーろぼろの楽器だったのを大久保のT管楽器でリペアしてもらいました。
Serial No.160830  1924-25年代の楽器です。




この年代のBuescherTenorは非常にレアな様です。同時代のAltoは eBayにもしょっちゅう出て来てますが、Tenorは滅多に出て来ません。eBayのオークションではBuscherAlto20台に対して1台くらい の割合でしかお目にかかりませ ん。
程度が良ければオークションでも人気でかなり高くなるのですが、要調整品のためか比較的安価に入手出来ました。



この年代の楽器の特徴ですがFront-Fのキーはついてません。また、G#のキーメ カニズムが旧式でバネがかたく、非常に吹きにくいです。機動性なんて考えてもいないという感じです。

この時代の音楽はまだまだレコードの出始めのSP時代で、録音もマイクを使わないような時代であります。
JAZZでもSwig以前のClassic-JAZZとなり、決して十六分音符吹きまくり、フラジオバリバリの音楽ではなく、のんびりとブルー ズな音楽ばかりの頃です。テクニカルな要求はなんぞはありませんでした。





音はやはりオールドな良い音です。楽器のリペアさんもこの時代の楽器を非常に高く評価しています。
この楽器でトレーンやったりショーターやったりするのは大間違いで、BluesからSwing時代くらいまでの"歌う"JAZZをすべきでしょうな。