この年代のBuescherTenorは非常にレアな様です。同時代のAltoは
eBayにもしょっちゅう出て来てますが、Tenorは滅多に出て来ません。eBayのオークションではBuscherAlto20台に対して1台くらい
の割合でしかお目にかかりませ
ん。
程度が良ければオークションでも人気でかなり高くなるのですが、要調整品のためか比較的安価に入手出来ました。
この年代の楽器の特徴ですがFront-Fのキーはついてません。また、G#のキーメ
カニズムが旧式でバネがかたく、非常に吹きにくいです。機動性なんて考えてもいないという感じです。
この時代の音楽はまだまだレコードの出始めのSP時代で、録音もマイクを使わないような時代であります。
JAZZでもSwig以前のClassic-JAZZとなり、決して十六分音符吹きまくり、フラジオバリバリの音楽ではなく、のんびりとブルー
ズな音楽ばかりの頃です。テクニカルな要求はなんぞはありませんでした。